コラム - 院長より

 

Vol.23 2005/04/25

警察のレッカー移動に抗議する

 先月4月のある日、私は在宅患者が急変したため大森東の静かな都営住宅街を急遽往診しました。ハザードランプをつけたまま、そのお宅を訪れ患者さんの緊急処置をして、ご家族と今後の急変のことを話し、点滴をとりに往診車に戻ったところレッカー移動されて車がありませんでした。私の車は、病院名と連絡先電話番号、ただ今往診中と大きく書いた表示を掲げていました。しかもハザードランプまでつけていたのに。。。。

 私は大森警察に行き、交通課長に2時間、夜また係長が事情聴取に来院したので2時間ほど、通常往診ではなく人命がかかった診療であったこと、人命と道路交通法と緊急時にはどちらが大切かということについて抗議(講義?)しましたが受け入れられませんでした。警察が言うのは、「駐車違反除外証を何故もらわなかったのか。 横断歩道の横3メーターのところに止めていては歩行者が危険、明らかに違法!」と言うだけでした。私は開業時、除外証を申請したにもかかわらず何故か却下されたままであり、その理由を聞いても、「後に文章で回答します」との大森警察署長の返答があっただけで、そのまま4年間が経過しています。除外証を提示せよと言うのなら、車を使って往診をする医師全員に、自動的に除外証を交付すべきであると考えます。

 今回のことで容態が悪化された患者さんが気の毒でなりません。警察はいろいろなことがあり、あったのでしょうが、時と場合の状況を考えない四角四面の法遵守を警察の建前とし続けるならば、私は往診車をレッカー移動されたくないので、警察署員及びその家族が患者となり、命を助けてほしいとの緊急懇願があっても救急往診に行きたくありません。それは警察の自業自得なのではないでしょうか?

 警察はもっと、状況にあった血の通った法遵守をすべきであると、私は強く抗議します!