コラム - 院長より

 

Vol.25 2005/06/15

晩節を汚すなかれ

 最近TVで相撲界のごたごたが盛んに報道されています。どちらが正しいかなどということは当人同士しかわからないことであり、公共の電波を使ってまで何故ここまで騒ぐのか、放っておけばよいのにと思います。このことで先代の名力士の晩節が汚されたようで気の毒でなりません。

 人間誰でも、たたけばほこりが出るもの。それを皆、内に抱えて生きていき、この世を去る前後でちりをたたき出されてはかなわないですね。これでは誇りがホコリに変わってしまいます。亡くなった後の問題はほとんどの場合が、遺産相続であり見苦しいものです。

 人間引き際が大事とよく言われますが、人生の定年だけでなく、職場の定年を迎える時、退職する時等々、それぞれの節目は爽やかにいきたいものですね。現状にしがみついて、少しでもお金と物を持っていきたいという物欲本位の態度が見えたとき人は醜くなります。

 うつ、睡眠障害、やせすぎなど、ひょっとしたら神がその時、この心の醜さを形として我々人間に表現しているのかも知れませんね。