コラム - 院長より

 

Vol.29 2005/10/15

お墓について思うこと

 私の患者さんでご不幸にもご逝去された方の奥様から、とてもよいお話を伺いました。ご主人の遺灰をペンダントとtableにおける置物の中に入れてもらう方法をとったとのことでした。費用も30万円くらいだったそうです。

 考えてみるに狭い日本で、高いお金を出してお墓を買う現在の習慣は現代にマッチしているのでしょうか? 立派なお墓をたてることが最も大事でしょうか?

 私は形式は重要ではないと思っています。大切なのは、いつどこにいても、その方のことを想って語りかけてあげることこそが、最も大切なご供養であると想います。そのためには高価なお金をかけずとも、いつでも身近で亡くなられた方を偲べる方法をとれば、それでお墓の代わりになるのではないかと思います。先祖代々のお墓が遠い場合、ますますではないでしょうか? 年に1回、その遠くのお墓に参拝するよりは、毎日その方を思い出していてあげていた方が、逝かれた方は喜ぶように思えてなりません。お墓の購入ばかりをしていると、いつか日本はお墓だらけになってしまいます。

 その奥様がおっしゃられた、いつも一緒にいれて嬉しいです、という言葉と笑顔が忘れられません。