コラム - 院長より

 

Vol.34 2006/03/15

沈丁花(ぢんちょうげ)

 梅の花が終わり、桜が今年も見事な花を咲かせています。毎日往診をしながら春を実感しています。梅は厳しい寒さの中から春を予感させるようにつぼみを膨らませ、雪をかぶった黒い枝から薄紅色の花を咲かせます。桜はその時々の人々の心に感動を吹き込んできたように今を生き抜く我々にも生きている美しさを教えてくれています。はかなさと美しさは裏腹なのでしょうか?

 ところで桜咲くこの時期には、道端に目を向けるともう一つ私の好きな花、沈丁花が咲いています。静かに、控えめに咲いています。そっと鼻を近づけると、心を落ち着かせるアロマを発しています。私には梅と桜とこの沈丁花が、それぞれ我々に何かを語りかけているように思えてなりません。可憐な沈丁花にも強く惹かれるのは私だけでしょうか?