コラム - 院長より

 

Vol.49 2007/06/15

花咲かじいさん

 むか~し むかし 上(かみ)のじいさまと下(しも)のじいさまが魚を採りにいったとな。下のじいさまの網にたくさんの魚がかかったのをうらやましく思った上のじいさまは、下のじいさまの網に木の枝をつめこんだぁ。この枝だって乾かせば蒔きになると喜んだ下のじいさまは、辛抱強く乾かして、斧で蒔を割ったところ、白い犬がでてきたと。下のじいさまとばあさまはシロと名ずけて大事にだ~いじに育てたぁ。ある日シロが、下のじいさまをぐいぐいとひっぱって山に行き、人の言葉で、ここほれ、ここ掘れ、ワンワンとほえたので、じいさまは言われるままに掘ってみると、大判小判がザックザク。これを聞いた、上のじいさまはたいそう、うらやましくシロを一晩貸せやと言って連れていき、・・・シロを殺してしまった。 ・・中略・・ 悲しみにくれた下のじいさまがシロの遺灰を枯れ木にまくと美しい花が満開に。通りかかったお殿様からた~~んとご褒美をもらったと。これを見た上のじいさまは、またまたうらやましくなり、この灰を盗んで殿様の前でおおいばりでまいてはみたが、灰は殿様の眼に入るばかりでいっこうに花は咲かず。 無礼者!! 上のじいさまは殿様からきつ~いお仕置きを受けたそうな。くわばらくわばら。

 因果応報、カルマの法則、人を危めば穴二つ、自らまいた種は自ら摘まねばならぬ。私たちはこのような言葉をよく耳にします。一般的には、悪いことをすれば必ず自分の身に同じことが跳ね返ってくるから悪いことは慎みなさい、という意味と教えてもらっています。ところが、最近グッドカルマというものが存在することを聞きました。これは人にいいことを施せば、自分にもいいことがもどってくる、ということです。

 こころの優しい人は、本当にほのぼのとしたいいお顔をされています。顔が輝いています。そのような方たちは、眉間にあるチャクラ、第三の眼が開いているとも聞きました。修行を積んだ方たちは、このチャクラが開くとは、脳下垂体、松果体が次々と開き、心の目で人を観て感じるとのことです。医学的にみると、眉間の奥、深さ約5-6センチのところに脳下垂体があり、その奥約5-6センチの場所に松果体があり、さらにその後ろ約5-6センチの位置にものを視る脳があります。しかもこれらの構造は眉間の中央から後ろに向って一直線上に存在しています。そしてどの部位の脳も美しい薄ピンク色に輝いています。身と心の修行の結果、額にある眼からものごとが観えるようになる、透視ができるようになるということと、この医学的事実が余りにも一致していることに私は脳外科医、脳科学者として、また心を癒すエンジェルセラピストとして驚きを隠せません。神が創られた最終産物は、かくも精巧で、かくも美しいものかと。

 気持ちのいい下のじいさんに意地悪をしたり、ワンちゃんを虐め、挙句の果てにねたみの念から人の成功を真似したくて盗みをはたらき、最後に殿様に捕らえられた、、、この物語の作者は、ひょっとしたら我々凡人にグッドカルマとバッドカルマの存在を知らせるために、この世に下り立った、第三の眼が開いた聖人だったのではないかという気がしてなりません。