コラム - 院長より

 

Vol.50 2007/07/15

月は晴天に在り 水は瓶(へい)にあり

~~~ ありのままの姿が一番大切なスタンス ~~~

 患者さんから暑中見舞いに、高名な方の書をいただきました。勉強不足の私は作者名も知らず赤面の至りでしたが、私の心にス~と入ってきました。そこに書かれていた、どなたかの解説文をそのまま転記させていただきます。

 トイレの芳香剤をレモンの香りにしたら、子供がレモンを指して「トイレのにおい」と言って食べられなくなったと聞きました。ハウス栽培で旬に関係なく野菜が食べられるようになったら、姿は一緒でも味気ない。今どき田舎の畑でもぎたてのキュウリをかじった人は、誰もが「あ、キュウリの味がする!」と言います。

 人は朝日が昇るとともに起き、昼には体温も上昇して元気が出、夕方クールダウンし、夜あくびが出て寝るはずだった。煌々と電気をつけた二十四時間営業のコンビにに続々と吸い込まれていくお客さんたちは、覚醒のサイクルがずれてしまったのでしょう。

 砂利道をコンクリートで固めたら、地表は熱をこもらせて、クーラーをつけなければ過ごせないほど夏が暑くなってしまった。室外 機でさらに空気を熱する悪循環。

 月が空にあって、水が瓶にあるという本来ありのままの自然の姿を忘れずに。

なんと含蓄のある内容でしょう! 生体リズムから今の地球のEcoにまでそっと言及しているこの一句は、現代に生きる我々にも形を変えて通用するものですね。肩の力を抜いてありのままにいきてみましょう。そうすれば、血圧も上がらず、もっと軽快に過ごせるのかもしれません。