コラム - 院長より

 

Vol.56 2008/1/15

キレル若人を考える

 新春のすがすがしい空気をうちやぶるように、子供が親・兄妹を殺した。そして火をつけた! 捕まっても平然としている。 路上での、ホームでの、学校での惨状が報道されています。悪いことをしたとの反省の表情も見られない。まさに、見猿、聞か猿、言わ猿になれたらと思います。

 私は若い人たちが昨今、簡単にキレル原因は2つあると思います。
 1つ目は、なんといっても親、親のしつけにあると思います。このキレル若人の親の世代は、まさにあの新人類といわれた子供たちが親になって、子供を叱りきれない、コントロールしきれないところにあるように思えてなりません。親になった新人類は何をしているのでしょうか? 学校給食費を支払わない、なんて親が屁理屈を言えば世の中OKと、子供に教えているようなものではありませんか。学校もそんな新人類の親の言いなりにならず、先生もある程度の範囲内でビシビシしかってよいと思います。新人類の親が先生を攻撃してきたら、教育委員会が何故守ってあげないのでしょう。教育者としていき過ぎた行動であったと謝る前に、その先生のとった行動は愛の鞭であり、親であるあなた方に代わって行ったのだ、不服があるなら家できちんと教育しなさいと突っぱねるべきであると思います。我々が子供の頃は先生になんどもたたかれ叱られていましたが、親は学校にもっと厳しくしてくださいといっていました。愛情をもって叱ると、感情で怒るは違うのです。
小学校卒業の時、校長先生がくださった大好きな言葉があります。

叱られて、苦しんで、
賢くなるんだよ、強くなるんだよ
どんなつらさにも耐えて
己のよさをみがくのだ

(下諏訪小学校校長 今村泰美先生)

 2つ目は、医学的根拠からです。神経細胞の活動を穏やかにする栄養の1つにビタミンB3(ナイアシン)があります。最近の社会では、どうやらこれが欠乏しているようです。イライラしてしまう方、すごく落ち込みやすい方に、このナイアシンを摂取していただくと徐々に気持ちが穏やかになっていくことを多数経験しています。神経細胞の栄養失調状態がキレやすくしている可能性があります。
 教育と栄養、この全く異なるものが人の行動を左右していることを認識し、我々は次世代の育成をどのようにしていかなくてはならないのか、考え実行する時に至っていると思います。