コラム - 院長より

 

Vol.73 2009/6/15

夏の華 花火大会

 初夏の気候を感じる中、昨今のニュースで残念な記事を読みました。それは、不況の影響か、全国各地での花火大会が、今年は何箇所もキャンセルされているというものでした。花火大会は夏の華、あの迫力と壮麗さで、夏を実感しパワーを得ることができます。歴史をひも解いてみると、夏の花火大会は、江戸時代に、飢饉と大火に苦しむ中、江戸の商人たちが景気付けに始め、庶民を喜ばせたことから始まったとのことです。

 現在はリーマンショック以来、バブル期を上回る最大不況といわれています。花火のスポンサーとなる会社も協賛金の捻出がかなり苦しいと報道されていました。しかし、その一方で国をはじめお金の無駄遣い、不適切な使用がたくさんあるようです。お金は何のために使うべきなのでしょうか? もちろん、日々の食事・生活には必要です。

 私たちが生きていく中で大切にしなくてはいけないことに、よく審・善・美というものがあると言われます。美しいもの、音楽、芸術、環境などに触れていると、人の感性は高まります。いいこと、わるいことの判断も、より容易にできる感覚が研ぎ澄まされます。

 食と日々の生活に足りたら、お金はもっと世の中のよくするためにも、また社会全体の感性を高めるためにも使っていけたらいいなと中止になった花火大会のことを聞きながら考えてしまいました。