コラム - 院長より

 

Vol.94 2011/3/15

被災された方々への祈り  今われわれにできること

この度の大震災に被災された方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、ご逝去された方々のご冥福を心からお祈り申しあげます。

 クリニックにも震災にあわれた方やそのご家族がおみえになり薬不足を訴えておられます。その度に震災を身近に感じます。我々に何ができるのか、日本中の方々が考え始めていらっしゃいます。今、私も医療者として考えていること、ひとりの日本人として考えていることがあります。

 医療者としては、東北の方々に少しでも薬をまわして差し上げたいと思います。日々の診療でも、皆さまに一回の処方を一カ月分の処方から2週間分の処方をお願いしております。東北の病院は、薬もなく高血圧、糖尿病、甲状腺疾患が日に日に悪化していらっしゃる方が増えているとの情報が入っています。とても小さいことかもしれませんが皆さん是非ご協力をお願い致します。

 ひとりの日本人としては、やはり電気・ガソリンの節約、必要以上の買い占めはやめようと強く思います。クリニックもできるだけの節電を心がけています。往診車のガソリンがなくなってしまい、私も昼間は近隣の方への在宅診療は徒歩や自転車で動いています。市街を歩くとだいぶ世の中も節電されてきていると思いますが、まだまだ節電できるところがあるのではないかと思います。ライトが光々としているところを見ると何をしておられるのか思わず覗き込んでしまいます。ガソリン不足も深刻になっている今、ハワイや海外に向かう旅行も可能な限り皆で控えて、航空会社もその分使用されるガソリンを被災地区にまわしてあげるなどしてみてはどうかと考えます。

 買い占めの問題も深刻ですね。トイレットペーパーも、足りない今は、例えば12個買い占めるところを半分にして、残りは皆で被災地にまわしてあげるようにしてあげたらどうでしょうか?自分たちも、もちろんトイレットペーパーは必要です。でも自分たちがとりあえず足りていれば、被災地でペーパーもなく用を足すときに困っている方たちのことを思い浮かべてあげていただきたいと思います。


桂華先生 活花(診察室)

 今まで我々は、飽食の時代に育ち何一つ不自由なく育ててもらってきました。戦後の苦難を乗り越えてこられたご高齢の方がおっしゃっていた言葉が耳に残っています。「戦後苦労したから、豊かなものにふれてあまりにも欲張ってきてしまった。またあの時のことを思い出して、一つひとつのものに感謝して生きなくては・・・。」  この大天災にいま私たちは何を学び、何に気づかなくてはならないのでしょうか? まさに“たましいの気づき”を求められているのではないのでしょうか? 質素倹約、質実剛健、日本人の頑張りの原点ではないかと思います。
このような時だからこそ、皆さんでがんばりましょう!
被災者のみなさんがんばって!!