コラム - 院長より

 

Vol.122 2013/7

幽霊が一番怖い?!

真夏の暑い日が続いています。日本は古来から、この時期になると肝試しをはじめ、幽霊談がたくさん出てきます。私は浮かばれなかった方々のお気持ちは、確かにこの世とあちらの世の間に残っていることがあると思っています。色々な差し障りを起こしている場合もあると思います。実際にそのような現象に出あってしまった方は、本当に恐怖におびえたお気持ちを感じたことがあると思います。でもその場合には、勇気を出して、あなたはもうこの世の人ではないよ!あちらへ帰りなさい!と大きな声で言ってみてください。ある程度の浄化にはなるようです。

さて、幽霊も怖いですが、今を生きている我々にとって一番怖いのは何かと私は常々考えています。ひょっとして、本当に怖いのは幽霊ではなく、生身の人の心の変調と恐れの気持ちではないかと思います。人の持つ様々な感情、時としてそれが暴発して、色々な問題を生じさせる。不安定な、人の心の変調とそれに突き動かされてしまう結果こそが、この世で一番怖いものなのではないかと思います。そして、何か目の前を恐れ、第一歩が踏み出せないでいること、これも怖いものであると思います。

日々の診療の中で感じることですが、どうして、こうも人の心はゆがんで絡み合ってしまうのか、それはやはり、発する言葉と目の冷たさではないかと思います。少なくとも言葉づかいには気を付けて行きたいものです。