スタッフ日記

2006/10/1(火)

担当/安藤

 座右の銘は『生涯 学生!』。この度また習い事を始めた私は、友人から有難いこの言葉を頂きました(笑)。私は今、リハビリメイクに魅せられ勉強中です。きっかけは昨年の秋に開催された日本アロマセラピー学会で、かづきれいこ先生の講演を聴いたことでした。会場に来ていたナースをモデルにしたデモストを見た時は、驚きと感動でした。リハビリメイクとはかづき先生が開発したメイクで、傷やあざ、やけどの跡などをカバーすることで心も癒す、医療とメイクを結びつけた方法です。隠すことに視点を合わせるのではなく、メイクを通して自分の外観を受容することで『元気な顔』になり、社会に復帰し、毎日を幸せに生きる(→QOLを高める)ことが目標という点に深い感銘を受けました。リハビリメイクの適応例としては、しわ・しみ・たるみ、にきび、摂食障害、うつ病、膠原病による紅斑、事故による傷跡、熱傷後瘢痕、顔面神経麻痺など多岐だそうです。体(顔)と心は深く繋がっています。医療現場にいるとこれを目の当たりにします。

最近送られてきたフェイシャルセラピスト協会の会報誌に、末期癌と診断された女の子から「若くして死んでいくことで両親を悲しませたくたくないから、両親を元気にさせるために死に顔にメイクをしてほしい。私のしわくちゃな顔はどんな顔だろう。年を取って死にたかった。」と言われたかづき先生がコラムに書いておられました。これを読んだ時に私は病院勤務時、永眠された方に施したメイクのことを思い出しました。そしてメイクアップは自分だけを元気にするのではなく、家族や周囲の人々も元気にさせる素敵な力があると改めて思いました。世の中には、生きたくても若くして無念の死を迎える方々がたくさんおられます。その方々をどこかで意識した時、年を重ね、しわやしみが出来ることも生きてきた証として受け入れ、いま流行りの『アンチ・エイジング』関連とも上手に付き合えるのではないかと思います。

とりあえず、私の短期目標は、眉をもっと上手に早く描けるようになり、試験課題である15分のフルメイクをクリアすることです。しかし時間の壁は“ああ無情”です。リハビリメイクを通して血流マッサージなどの多くの学びはもちろんですが、特に眉の奥深さに取り付かれた私は、今日も自分の出来に眉をひそめるだけでなく、クリニックのスタッフや通行人の眉に目が行く日々となっています(笑)。

体(顔)も心もメイクアップで頑張りま~す(^_^)v