スタッフ日記

2012/2/1(水)

担当/松嵜

皆さんはご自分の「Bible(バイブル)」ってありますか?
なにかのきっかけで出会い、それを何か必要なときに何度も読み返す。いわば手放せないような本・・・
今まで私は3冊のBibleに出会いました。その中の1冊は、自分が仕事で行き詰ったときや、相手の気持ちを考えずに行動し自分の行動を省みるときによく読み返します。
私は福祉の仕事をして10年以上になります。現在も4階にありますデイケア「元気だ脳!」で仕事をしています。
以前の勤めていた福祉施設で、ある看護師が私の退職する前に、「私はこの本が手放せず、毎日こうして持っているんです。読みやすい詩集なので時間があったら読んでみたら!」と言われ手渡されました。
手渡された本は、柴田トヨさんの「くじけないで」
ミリオンセラーにもなりましたので、ご存知の方も多いかと思います。
去年100歳を迎えられ、20年もお一人暮らしを続けていらっしゃるトヨさんの詩が、産経新聞「朝の詩」に何度も掲載され、読者からも多くの反響があり、その掲載された詩などを集めた詩集がこの本です。
今では本屋さんに行くと、待望の第2詩集も発売されているようです。

借りたその日の夜に、さらさら読む気持ちで寝ながら見たのを覚えています。しかし、その一つひとつには、90歳代という身体的に辛い部分と、その辛さを精神的に毎日乗り越えていこうとする姿、また、相手が自分をどう見ているかなどの描写があまりにも現実的で、まさに自分がしている仕事に対しても、なにか物申されているような気さえしました。
「高齢者の肝心な部分をあなたは忘れていませんか?」「一人暮らしの大変さや眠れない気持ちわかりますか?」などと、自分にも突きつけられている気がして、眠気が覚めてしまったことを今でも覚えています。
もちろんこれは私にとってのBibleになりましたので、借りた本は翌日返し、私は職場の帰りに本屋さんに直行し、自分専用の「The Bible」に仲間入りしました。

そんな中でも私が一番の気に入っている詩をここで紹介して、私の日記を終わりにしたいと思います。

貯金
私ね 人から
やさしさを貰ったら
心に貯金をしておくの

さびしくなった時は
それを引き出して
元気になる

あなたも 今から
積んでおきなさい
年金より
いいわよ

2012年