よくわかる Dr.くどうのミニ・レクチャー

第7回 脳梗塞になりたくない(1) 気になる予防法

 脳梗塞は脳の血管が詰まり血液が途絶えることにより、言葉や手足がご不自由になってしまう病気です。血液がいかなくなった脳の症状が出るのです。一言で血管が詰まるといっても、心臓病により心臓から脳に血のかたまりが飛んでいって詰まるものが脳塞栓、脳の中の血管が徐々に詰まるものが脳血栓です。今回はこのような脳梗塞にならないためにどうしたらよいのかをテーマに考えましょう。何をどうすればよいのか、その答は欧米の研究(図)からわかります。これによると、ズバリ禁煙すると脳梗塞などの死亡率が約半分になります。次に血圧とコレステロールを下げることが大切であることがわかりますね。(下図参照)

図1

 日常生活で心がけることは、卵の黄身などのコレステロールを多く含む食事を控え、青魚や野菜を多めに食べましょう。30 分程度のウォーキングなどの運動も定期的にとるとベスト体重維持に良いようです。お薬では少量のアスピリン(1日約100mg、ほぼ小児用バファリン1錠に相当)が血液をサラサラにしてくれます。昔、アスピリンといえば鎮痛薬でしたが、大人が小児用バファリンを飲む場合は脳梗塞の治療のためなのです。脳ドックで頚動脈の狭窄の有無を見つけ早期に治療を始めることも大切です。この頚動脈エコーは脳動脈の状態を推測するのに有効です。当院でも実施していますので積極的に調べましょう!