よくわかる Dr.くどうのミニ・レクチャー

第9回 脳梗塞になりたくない(3) これが脳梗塞3パターン

 脳の血管が詰まり血流が途絶え、脳の機能が低下してしまうことが脳梗塞です。血管が詰まるパターンには、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓症(脳塞栓)、アテローム血栓性脳梗塞(脳血栓症)の3種類あります。それぞれの脳梗塞に占める割合は、ラクナが、50~60%、心原性が20~30%、そしてアテローム性が20%程度です。食生活の欧米化とともに、ラクナが減少し、特に近年アテローム性脳血栓症が増加してきています。原因は、ラクナでは穿通枝動脈と呼ばれる細い毛細血管が変性し狭くなったり、小さな血や脂肪変性の塊が毛細血管をふさぐ事になります。また心原性では心房細動などの不正脈、アテローム性では頸などの太い血管壁の障害部位に悪玉コレステロールが沈着し変性して狭窄が生じます。そのため、心原性では、命をも奪われかねない重症な脳梗塞になりやすいのです。高血圧,コレステロール(悪玉),中性脂肪は抑えておかなくてはいけません。

図1図2 図3