よくわかる Dr.くどうのミニ・レクチャー

サプリメントについて

 今回から数回にわたりサプリメントについてご紹介します。みなさんの中にもサプリメントを飲んでいる方は多いのではないでしょうか。サプリメントは効果的な飲み方を理解した上で服用するようにしましょう!

サプリメントの飲み方

《鉄則》
血中濃度を上げるのみ方でなければ、効果なし!

 比較的安価で買いやすいサプリメントは、濃度が低いものが多く、いくら飲んでも有効血中濃度に到達しない(右図の緑線)ため、効果を感じられないということがよくあります。

 サプリメントを飲むときは、短期間で有効血中濃度まで達するもの(右図の赤線)が望ましいのですが、日本で販売されているサプリメントの多くは上記のように濃度が低いものが多いので、よく確かめてから購入するようにしましょう。また、多くのサプリメントは飲みすぎても問題はありませんがビタミンAやホルモン作用のあるサプリメント(イソフラボン)は、過剰摂取をすると発ガン作用、ホルモン過剰作用がありますので、まさにこれらのサプリの食べすぎは危険です。ビタミンAやイソフラボンのサプリを服用するときは必ず用量を守りましょう。

米国と日本の違い

 現在はサプリメントがあたりまえのように飲まれている国、アメリカですが、30年ほど前のアメリカ医学会ではまだサプリメントは否定的でした。後にビタミンCの発見者としてノーベル医学生理学賞と平和賞の2つを受賞したポーリング博士が、末期がん患者に対するビタミンCの大量に投与する効果を提唱しても全く相手にしてもらえませんでした。それどころか合衆国上院ではサプリメントを否定するための公聴会を開催しました。ところがその公聴会がすすむにつれ、サプリメントの良さが明らかになり、薬に代わる代替医療として認められてしまったのです。こうした背景をもとに、米国では治療にサプリを使用するときは、医者が薬の処方をするように、症状をみながらサプリメントの処方箋をきります。一方、日本では医者による処方はまれで、多くの方はこのサプリが良いとのウワサを聞くとコンビニや通販等で安易に入手してしまうのが現状で、症状を逆に悪化させてしまうことも多いのです。